こんにちは。麗です。

8月7日が「AIにハマって1年」というちょっとした記念日だったので、この1年を振り返ってみています。

今回は、シリーズ記事のラストです。

Claude Codeを使って、開発を始めたときの話をまとめました。

前回の記事: 「AIを使いこなせなかった私が、開発を楽しむようになるまで④」 AI×文章生成をしていたころの話を書きました。

Claude Codeを使ってみたい

Claudeでブログ記事を書いたり小説を書いたりと文章生成をしていた私は、ある時からClaude Codeに興味をもつようになりました。

「Claude Codeって、それは一体なんだろう?」と思って調べてみると、どうやら開発ツールのようでした。

生成AIって、文章を書くものだと思っていましたが、プログラミングをすることもできるんだ、と驚いたものです。

そして、どうやら「自律的に」だとか「自動で」だとか、Claude Code周りになってくるとそんな画期的な言葉が飛び交います。

「Claude Code、使ってみたいけど……」

そう思う一方で、なかなか実際に使うところまでは踏み出せませんでした。

調べてみると、ターミナルどうのこうの、と書かれていますし、チャット欄に話しかけたらエラーになってしまいました。(作業フォルダを指定していなかったからです)

さらに、Claude Codeは初心者には難しい、エンジニア向けのツールだという説明も見かけました。

興味はあるけれど、何から始めればいいのか分からない。

そんな状態がしばらく続いていました。

スマートフォンから作った人を見て、私も始めました

そのころ、「スマートフォンからClaude Codeを使って、3日でアプリを作った」という人を見かけました。

それを見て、思ったのです。

「何ヶ月かかけてパソコンからやれば、私もできるかも!?」

そんな少し安易な考えをもとに、2026年2月、私は開発を始めたのでした。

最初からClaude Codeを使ったわけではなく、当時「初心者向け」と紹介されていた別の開発ツールから触り始めました。

GitHub、リポジトリ、デプロイ etc.

調べれば調べるほど、見たことのない専門用語にぶち当たりました。

エラーが出ても、何が起きているのか分かりません。

英語だらけの設定画面に戸惑い、ボタンひとつ押すたびにスクリーンショットを撮り、別のAIアシスタントに見せて、

「次は何をすればいいですか?」

と聞きまくりながら、なんとか進めていったのです。

黒い画面に文字を入力する「ターミナル」だとか、英語だらけの画面に触れること自体が怖かったので、AIアシスタントといっしょに少しずつ慣れていきました。

開発をはじめたというより、「開発ツールに近づく練習」からのスタートだったのです。

このころの細かな苦戦については、下記記事にも書いています。 ▶ 非エンジニアのバイブコーディング体験記①「デプロイ」って何?から始まった個人開発

少しずつ形になりました

AIアシスタントに聞きながら、少し進んでは止まり、また聞いて進んで……を繰り返しました。

正直このころは、何をどんな風にすすめていったのかは、正直全く覚えていません。

聞いた瞬間は理解した気になるのですが、すぐに忘れてしまったりして‥‥。

最初のうちは、小さなツールをいくつか作りました。正直、使い道はないようなものばかりでしたが、何にもなかったところに「形」が出来るのは面白い体験でした。

日中はツールを作ったり作業をして、夜に振り返りながら分からなかった用語や課題を調べて……そうやっているうちに少しずつ専門用語などが馴染んできました。

  • 昨日まで意味の分からなかった言葉が、今日はなんとなく読める。

  • できなかったことが、ひとつずつできる。

初心者ゆえではありますが、その感覚が楽しかったです。

何か目標を持っていたわけではなくて、純粋に「やりたい」と思ったからやる、という感じでした。

「いまなら、もっと自由に動かせるかも」

いくつかツールを作ったころ、開発を始める前から抱いていた**「AI社長をもっと自由に動かしたい」**という構想が、急に現実味を帯びてきました。

第3回にも「AI社長」が登場しましたが、そのころはPerplexityのAIブラウザ「Comet」そのものを社長に見立てていました。

その後、Claudeのプロジェクト機能やGeminiのGem機能などを使い、人格や役割を設定したAI社長を何度か作り直していたのです。

ただし、それらはあくまで、それぞれのサービスの中にいるAIです。

だから、「もっと自由に動かしたい」と思いました。

ほかのAIたちとも連携させて、会社ごっこをもっと本格化させたい。

その気持ちと、ツールをいくつか作った自分が混ざり、**「いまなら、APIを使ってAI社長を自分のシステムの中で動かせるかも!」**と、会社作りを始めました。

ちなみに、APIとは、あるサービスの機能を、別のプログラムから呼び出すための仕組みです。

APIも最初はわからなくて、何度説明を読んでも理解できなくて、覚えるのに苦戦した用語のひとつですが、いつのまにか当たり前につかうようになりました。

会社ごっこが、中規模の開発に成長

Googleのクラウドサービスを活用し、API経由でAI社長を動かす自分のシステムの開発が始まりました。

最初は、AI社長に戦略を考えてもらい、会話ができればいいと思っていました。

しかし、作っているうちに、

  • 記事作成
  • SNS発信
  • ほかのAIとの連携
  • 自律的な稼働
  • モバイル化

など、やりたいことはどんどん増えていきます。

そして、開発初心者の私には、そのひとつひとつが簡単な変更なのか、大がかりな実装なのかも分かりませんでした。

だから、アイデアが思いつくたびにClaude Codeへ伝え続けました。

これは初心者ならではリスクでもあり、強みでもあるところです。

エンジニア経験がある人だと「これは重いからやめておこう」というブレーキがかかってしまうようですが、初心者はそれがないから良くも悪くも止まらない‥

気づいたときには、AIエージェントたちが働く仮想オフィスができあがっていました。

この開発については、非エンジニアがAIだけの会社づくりに挑戦!で詳しく書いています。

AIを使いこなせるようになったわけではありません

この1年を振り返るシリーズのタイトルは、

**「AIを使いこなせなかった私が、開発を楽しむようになるまで」**なのですが、

AIを使いこなせるようになったのかと聞かれると、正直なところ、使いこなせているとは全く言えません。

文章生成はいまだにAIの癖にひっぱられてしまうし、他の人の開発物を見ていると「自分まだまだだなぁ」と思います。

でも、自分の頭の中にあったものが画面の中で実際に動き始めたり、新しい概念を知ることができたり‥‥その瞬間が楽しくて、私は今日も開発を続けています。