非エンジニアが行き着いた「VS Code × Claude Code × Codex」の黄金ワークフロー|体験記③
こんにちは、麗(うらら)です。AIの力を借りて個人開発をしている非エンジニアです。
第1回・第2回と、英語やターミナルの壁、Claude Codeでの開発エピソードを書いてきました。
最終回は、Claudeの最大の弱点「利用制限」を乗り越えるために導入した「Codex」との格闘と、最終的に行き着いた黄金ワークフローの話です。
1. 制限なき爆速の実装力!トレンドの最前線「Codex」
Claude Codeでの開発はとても快適でしたが、「あと少しで完成する!」というクライマックスに限って数時間の利用制限がかかり、熱量が冷めてしまうのが最大の悩みでした。
もっと制限を気にせず、テンポよく開発を続けたい――。
そう思って調べていたところ、今のAI開発ツール界隈で最も人気を集めている「Codex」の存在を知りました。
思い切って導入してみました。
Claude Codeが制限で止まってしまった直後に、Codexに「さっきまでClaudeに頼んでいたけど、利用制限が来てしまった。続きをやってください」と頼むと、サクッと文脈を理解して実装してくれました。
その爆発的な実装力には本当に驚かされました。
2. 圧倒的実装力ゆえの弱点:「言葉が通じない」
でも、使い込むうちにCodexとのコミュニケーションに大きな壁を感じるようになりました。
一言で言うと、「専門的すぎて言葉が通じない」のです。
Codexがコードを書き終えた後の解説コメントを読んでも、専門的な変数名の羅列ばかりで、非エンジニアの私には何をやったのかが全く分かりません。
「初心者向けに噛み砕いて説明して」と指示しても、不自然な日本語になったり、指示に忠実になりすぎて本質的な回答にならなかったり。
Claudeのような「優しく汲み取ってくれる」感覚が、なかったのです。
3. 非エンジニアのひらめき:「AIからAIへ引継ぎの手紙を書かせる」
この「言葉が通じない問題」を解決するために、あるプロンプト(指示)を思いつきました。
「私への説明が下手なら、もう一人の優秀なAI(Claude)に直接説明してもらえばいいのでは?」
Codexでの実装が終わった後、こう指示するようにしました。
「このあとClaude Codeに確認してもらうので、彼への引継ぎ用の手紙(メモ)を書いてください」
これが大成功でした。
Codexが私(初心者)向けに書く説明よりも、同じAIであるClaudeに向けて書いた「専門的な引継ぎの手紙」の方が、論理的で圧倒的に分かりやすかったのです。
この瞬間、**「相談役のClaude」と「実装役のCodex」**という完璧な役割分担ができました。
4. すべてを統括するコックピット「VS Code」
この2つのAIエージェントを最大限に活かすために、「VS Code(Visual Studio Code)」という開発環境を導入しました。
VS Codeを開いた最初の印象は、「どことなく男性向きっぽくて、殺伐としているな」でした。
文字ばかりでUIも無骨で、完全に「プログラミング専用の道具」という冷たさがありました。
でも、その「殺伐としたコックピット」こそが、開発においては驚くほど便利だったのです。
今は、VS Codeの中でClaude CodeとCodexの両方を立ち上げています。画面を切り替えることなく、1つの画面の中で2つのAIを行き来できます。
私のバイブコーディング黄金ワークフロー
- Claude Code(相談・設計役)
対話が得意で、こちらの意図を優しく汲み取ってくれる。全体の設計や「どう作ればいいか」の相談、Codexが書いたコードの解説・検証を依頼する。 - Codex(実装特攻隊長)
ガシガシとコードを書くスピードが魅力。実際のコード変更の大部分を任せる。実装が終わったら「Claudeへの引継ぎ手紙」を書かせる。
この2つのエンジンをVS Codeというコックピットに並べて、状況に応じて切り替えながら毎日の個人開発を進めています。
5. おわりに:バイブコーディングを始める皆さんへ
プログラミング未経験の私が、英語の壁に泣き、ターミナルに怯え、空のフォルダでAIと沈黙していたところから、わずか3ヶ月で2つのAIエージェントを使いこなすワークフローを作るに至りました。
振り返ってみて、非エンジニアがAI開発でつまずく一番の壁は、プログラミングそのものよりも「専門用語の多さ」と「英語への抵抗感」だと思っています。
でも、安心してください。
最初は1クリックごとにスクショを撮ってAIに泣きついていた私でも、今ではエラーの文字が並んでいても焦らなくなり、AIへの効果的な指示の出し方が分かるようになりました。
「小さくてもいいから、動くものを完成させて公開する」
AIという最強の相棒たちがいれば、コードが1行も書けなくても、自分のアイデアを形にすることができます。
昨日まで人気だったツールが今日には古くなるような激動のAI界隈ですが、その波に乗る楽しさは、何にも代えがたい「ものづくりの喜び」を教えてくれます。
もし「自分には無理かも」とターミナルの前で立ち止まっている方がいたら、ぜひ最初の一歩を踏み出してみてください。