こんにちは、麗(うらら)です。AIを使った「バイブコーディング」に挑戦している、非エンジニアの個人開発者です。

前回は、入門ツール「Antigravity」や、ターミナルの練習相手になってくれた「Gemini CLI」との出会いについて書きました。

今回は、私の個人開発を一気に本格化させた本命ツール「Claude Code」への移行と、そこで直面した3つの壁の話です。デプロイやGitHubさえよくわからず、AIに聞きながら進んだ当時のことは、「デプロイって何?」から始まった話にも書いています。

この記事は2026年3月ごろの体験をもとに執筆しています。現在とはAIの仕様が異なる可能性があります。ご了承ください。

当時から使い方がどう変わってきたのかは、Claude Codeって結局なに?Chatとの違い、1年半の大激変まとめで整理しています。

Claude Codeとは?なぜ本格開発に向いているのか

Claude Codeは、AI「Claude」を開発環境(ターミナルなど)に直接組み込んで使えるツールです。

最大の特徴は、単なるチャットAIではなく、「ファイルの中身を自分で読み込み、コードを書き換え、テストを実行する」という一連の作業を自動でやってくれる点です。

入門ツールで基本を学んだ後、本格的な開発へとステップアップする時に、多くの人が行き着くツールだと思います。

でも、いざ使おうとすると、プログラミング未経験者には想像もつかない壁が待っています。

非エンジニアが直面した「3つの壁」とその乗り越え方

壁その1:「Mac用」と「Windows用」のコマンドの違い

せっかくならエンジニアっぽくターミナルから動かしてみたい、と意気込んでいた私ですが、最初にいきなりエラーの洗礼を受けました。

いつもどおりAI(Geminiなど)に設定方法を聞き、言われた通りのコマンドをターミナルに打ち込みました。

しかし、返ってきたのは無情なエラーメッセージでした。

「そのようなコマンドはありません(Command not found)」

原因はシンプルでした。

私のパソコンはWindowsなのに、AIから教えられたMac用のコマンドをそのまま打ち込んでいたのです。

AIは時として、OSの違いを考慮せずに一般的な(Mac/Linux系の)回答をすることがあります。

「自分の使っているOSをAIにしっかり伝えてから指示を仰ぐ」 ということを、ここで学びました。

壁その2:「フォルダ(ディレクトリ)」という概念

Claude Codeの基本的な使い方は、「開発したいプロジェクトのフォルダの中で起動する」 というものです。

しかし、非エンジニアの私には「フォルダの中で作業をする」という概念がピンときていませんでした。

ある日、私は何も入っていない空っぽのフォルダの中でClaude Codeを起動し、「アプリを作って」と話しかけました。

Claudeからすれば、編集すべきソースコードも設定ファイルも何もない状態です。

私:「ここからどうすればいいか分かりません」 Claude:「まずは何を作りたいか、どういうファイルが必要か指示してください」

お互いにオロオロするようなシュールなやり取りが続きました(笑)。

耐えかねて「初心者なので何も分かりません」と白旗を揚げたら、Claudeはとても親切にフォルダの構造やファイルの作り方の基礎からレクチャーしてくれました。

分からないことはAIに素直に『初心者です』と伝える」のが、AIと協働する上での一番の近道だと思います。

壁その3:「作者は私か、AIか?」というアイデンティティの揺らぎ

フォルダの概念を理解した私は、Claude Codeと一緒に「Office-Chronos」というプログラムを作り上げました。

開発の中で、バイブコーディングならではの不思議な感覚に陥りました。

コードの1行1行を書いているのは間違いなくClaudeです。

だから、完成したシステムに「私が作りました」と胸を張ることに、なんとなく違和感を覚えるようになったのです。

「作ったのはAIだけど、作りたいと願って指示を出したのは私」

こういったアイデンでぃてぃの揺らぎは、AI時代のものづくりにおいて誰もが直面する体験じゃないかなと思います。

乗りに乗っているときに訪れる「最大の敵」

Claude Codeは強力な相棒ですが、唯一にして最大の弱点がありました。「利用制限」 です。

短時間に大量のコードを書かせたり、複雑な処理を連続して頼んだりすると制限に引っかかります。

「バグが直りそう!」「いよいよ機能が完成する!」という、開発のバイブスが最高潮に達している瞬間に、「制限に達しました。あと3時間待ってください」とブツッと遮られてしまうのです。

その時の呆然とする感覚は、きっとAIエージェントを使っている人ならば共感してもらえると思います。

「もっと制限を気にせず、テンポよく開発を続けたいなぁ」

このフラストレーションが、私を次のツール探しの旅へと向かわせます。