X Analyzerを作った理由|公式アーカイブを使い、断定しすぎない分析を目指した話
こんにちは、麗(うらら)です。
Xから書き出した自分のデータを読み込み、投稿や交流の傾向を振り返るツール「X Analyzer」を作りました。
現在の機能・使い方・利用時の注意点は、作品ページにまとめています。
X Analyzer
「それなら自分で作ろう」が始まりでした
きっかけは、フォロワー管理に使おうとしたアプリを、うまく導入できなかったことです。
代わりのサービスを探してみましたが、有料のものが多く、自分が試したいことのために継続して料金を払うのは少し難しいと感じました。
そこで、
「それなら、自分で作ってしまおう」
と思ったのが、X Analyzer開発の始まりです。
最初に欲しかったのは、とてもシンプルな機能でした。
- 相互フォロー
- 自分だけがフォローしている相手
- 相手だけがフォローしているアカウント
この3種類を、一度に確認できれば十分だと考えていました。
APIではなく、公式アーカイブを使うことにしました
Xのフォロー・フォロワー情報を取得する方法として、最初に考えたのはX APIでした。
しかし、2026年6月に開発を始めた時点では、自分の想定していた使い方でAPIの費用を負担し続けるのは難しいと感じました。
AIに相談しながら別の方法を探し、取り込み元として選んだのが、利用者自身がXから書き出す公式アーカイブです。

アーカイブを用意する手間はありますが、利用者本人が書き出したデータを使えます。
また、個人のアカウントデータを扱う以上、外部へ送らない形にしたいと考え、開発時はブラウザ内で処理することを前提に設計しました。
現在公開している版の確認状況やデータの扱いは、作品ページに記載しています。
使わなかった「興味関心データ」
公式アーカイブの中には、X側が利用者の興味を推定したと思われるデータも含まれていました。
最初は、この情報を自己分析へ使おうと考えていました。
ところが自分のデータを確認すると、特に関心があると思っていない企業名や芸能人の名前なども含まれていました。
なぜ追加されたのか、どのような基準で選ばれたのかは分かりません。
基準が分からないデータを使って、
あなたは、この分野に関心があります
と断定するのは危険だと感じました。
そこで、X側が推定した興味関心データを、自己分析の中心に使う案はやめました。
代わりに、自分が実際に投稿した内容や「いいね」した内容など、利用者自身が確認できるデータをもとに傾向を見る方針へ変更しました。

分析結果も「あなたはこういう人です」と決めつけるのではなく、「データ上では、このような傾向が見えます」と振り返るための材料として扱いたいと考えました。
小さなツールが、どんどん大きくなりました
最初は、3種類のフォロー関係を表示するだけの小さなツールでした。
ところが、思っていたより早く最初の機能が完成すると、
「動くものはできた。でも、これだけでは少し物足りない」
と思ってしまいました(笑)
そこから、公式アーカイブに含まれるデータを見ながら、ほかに何ができるのかをAIと相談しました。
投稿の振り返り、交流した相手の確認、自己分析、AIへ相談するためのレポートなど、少しずつ機能が増えていきました。

「小さくても動くものを作る」という学習作品として始めたはずが、いつの間にか複数の画面を持つ、一つのプロジェクトになっていました。
機能を増やし続ける前に、公開することにしました
追加したい機能は、まだたくさんありました。
しかし、思いつくまま機能を増やしていると、いつまでも公開できません。
そこで、すべてを完成させてから見せるのではなく、現在の形でいったん公開することを優先しました。
X Analyzerは、現在も試作版です。
分析結果を正解として受け取るものではなく、自分の投稿や交流を振り返り、次に何を試すか考えるための材料として使ってもらえたらと思っています。
X Analyzer