こんにちは。麗です。

海の中で、試験管に入った色水を注ぎ分けるパズルゲーム「うみのウォーターソート」を作りました。

少し頭を使いたいときにも、何も考えずにちまちまと遊びたいときにも楽しめるゲームです。

うみのウォーターソートの縦長のプレイ画面。上段に色水の入った試験管が5本、下段に空の試験管が2本並び、上部に「レベル 4」「ひとつ戻す」「最初から」のボタンがある

海の中で、色をそろえるパズル

ウォーターソートは、複数の色が重なった水を容器から容器へ移し替え、すべての容器を一色ずつにそろえるパズルです。

「うみのウォーターソート」では、深い海の中をイメージした青い背景で、魚が泳ぐ様子を眺めながら遊べるようにしました。

私が普段使っているキャラクターがイルカなので、海を選んだのも自然な流れでした。もともと水を扱うパズルということもあり、自分の好きな色やモチーフを入れながら、のんびり遊べる雰囲気を目指しています。

ばらばらだった色が一本のチューブにきれいに収まると、頭の中にあった小さな引っかかりまで、一緒に整ったような気持ちになります。

うみのウォーターソート「レベル 4」の盤面。クリーム・サーモン・緑・水色・紺の色水が層になった試験管が5本と空の試験管が2本並び、海底には海藻やサンゴ、泳ぐ魚が描かれている

詳しい遊び方、保存の仕組み、注意点は作品ページにまとめています。

「うみのウォーターソート」の遊び方を見て、ゲームを開く


制作の裏話

ここからは、「うみのウォーターソート」をなぜ作ったのか、どのように形にしていったのかを記録しておきます。

作った理由は、私が遊びたかったから

私はパズルゲームが大好きです。

好きというより、もしかすると中毒に近いのかもしれません。

ちょっとした空き時間があるとパズルを開き、寝る前にもパズルを開き、ちまちまと手を動かす時間が好きなのです。

そして、もちろん、ほかのウォーターソートパズルでもたくさん遊んできました。

ただ、スマートフォンのゲームでは、ステージを一つ終えるたびに長い広告が入ることがあります。

一つ間違えて戻ろうとすると広告を見ないと行けなかったり、アプリによってはプレイ途中にも広告が差し込まれることがあります。

パズルに集中していた気持ちがそこで途切れてしまい、少しずつ疲れてしまうのです。

そこで、自分が落ち着いて遊べるウォーターソートパズルを、自分で作ってみよう。

「うみのウォーターソート」は、そんな単純な理由から生まれました。

何か大きな問題を解決するためではありません。

まずは、私自身が遊びたかったんです(笑)

AIへの指示は、意外と短いものでした

私はバイブコーダーです。AIと相談しながらゲームを形にしていく開発スタイルをとっています。

今回もまた、AIに指示して作ってもらったのですが、最初に伝えた内容はとてもシンプルでした。

海をモチーフにしたウォーターソートパズルを作ってほしい。

この指示といっしょに、デザインのイメージ画像も添付しました。

このシンプルな指示を聞いて「手抜きでは?」と思う方もいるのかもしれませんが、一応ちゃんと考えた末のシンプルな指示分です。

ウォーターソートパズルは、AIもルールや構造をよく知っている題材です。

このようにAIもよく知っているものをベースとして扱う場合には、「色水を容器の間で移動させて……」と一から長く説明するよりも、「ウォーターソートパズル」と一言で伝えたほうが、早く正確に意図を共有できるのです。

もちろん、どんな作品でも短い指示だけで作れるわけではありません。

オリジナル性の高いゲームや、AIが知らない仕組みを作る場合は、ルールや制作意図等を企画書として整理したほうがよいこともあります。

今回は、すでに知られているゲームの型を借りての開発だったため、細かな仕様をまとめた企画書を最初から作らず、あえてシンプルな指示を渡しました。

チュートリアルなしで、いきなり海へ

うみのウォーターソートを開いた直後の「レベル 1」の画面。説明なしでいきなり始まる盤面で、色水の入った試験管が4本と空の試験管が2本並んでいる

「うみのウォーターソート」には、専用のチュートリアルステージを用意していません。

ゲームを開くと、すぐに最初のパズルが始まります。

普通のウォーターソートだと、試験官3つ程度から始まるのですが、ゲームルールを知っている人が多いだろうと考え、そのまま遊び始められる形にしました。

ただし、ここには少し悩みがあります。

私はパズルを遊びすぎているため、ウォーターソートパズルが世間でどのくらい知られているのか、正直よく分からないのです。

自分にとってはおなじみのルールでも、初めて見る人には「何をすればいいのだろう」と感じられるかもしれません。

念のため作品ページには遊び方を掲載していますが、ゲームの中でも自然にルールを理解できる仕組みが必要かどうかは、プレイしてくださった方からの感想を聞きながら、考えていきたいところです。

自分で作ったパズルを、自分で遊ぶ

完成したゲームを自分で触ってみると、ちゃんと「ちまちまと遊べるパズル」になっていました。

少し時間が空いたときや疲れたときに開いて、色を一つずつ整理。ついでに自分の頭の中も整理します。

自分が遊びたくて作ったものを、実際に自分で遊べるのは、個人開発の楽しいところです。

ただし、自分で作ったぶん、パズルの仕組みやゴールを知っていることが少し悲しいところ(笑)

何も知らない状態で出会ったゲームのような、完全な新鮮さは味わえない。

これは個人開発者がみな共通で抱えているものなんじゃないかな、と思いました。

それでも、自分の好きな遊びを、自分の好きな海の世界に置けたことには大満足です。

「こんなゲームがあったら遊びたい」と思ったものが、少しずつ本当に動くものになっていく。

私は、その過程が最高に好きなんだと思います。

制作の話を読んでからゲームが少し気になった方も、ぜひ海の中へ遊びに来てください。

うみのウォーターソートのクリア演出。貝殻のアイコンと「クリア!」の文字、「次のレベルへ」のボタンが表示されている

「うみのウォーターソート」で遊ぶ