ドローン・デリバリー制作記 ― どこまで作り込むか、ずっと迷っていた
きっかけは、AIがくれたアイデアでした。
開発を始めたばかりの私には、何が難しくて何が簡単なのか、見当もつきません。
そこで「自分に作れそうなゲームを教えて」とAIにお願いして、いくつか候補を出してもらいました。
その一番上にあったのが、ドローンを飛ばすゲーム。
選んだ理由は、本当にそれだけです。
どんなゲームか
「ドローン・デリバリー」は、ワンボタンで遊ぶスコアチャレンジゲームです。
スペースキーやクリック、スマホならタップ。押すとドローンが上昇して、離すと重力で落ちていきます。
下から迫るビルの隙間をすり抜けて、空を横切る鳥や雲をかわしながら、できるだけ遠くまで飛び続けます。
Godot 4 というエンジンで作って、itch.io でブラウザから遊べます。
どこまで作り込むか、ずっと迷っていた
作っているあいだ、いちばん悩んだのは「どこまで作り込むか」でした。
ゲームの中心になる部分は、わりと早くできあがりました。
でも、それだけだと、どこを遊んでも同じで代わり映えしない。
かといって、こだわり始めたら終わりがありません。
その「ちょうどいい」がどこにあるのか、ずっと探していました。
買うつもりだった素材に、手描きのドローンが勝った
素材をどうするかも、悩んだところです。
最初は、ちゃんとした素材を買うつもりでいました。
でも、AIが描いてくれたドローンのイラストに、いつの間にか愛着がわいていたんです。
プロペラがくるくる回る動きがあって、見ていて飽きない。
お世辞にも完璧な絵ではないのかもしれません。
それでも、これを買ってきた素材に置き換えるのは、なんだか違う気がしました。
結局、最後までこの子のまま作りきりました。
難しさのさじ加減
「作り込みすぎ問題」は、難易度を上げる方向で解決しました。
鳥や雲といった邪魔者を足して、取るとマイナスになるアイテムも入れて、ドキドキする瞬間を増やしました。
ただ、今度は難しくなりすぎてしまって。
そこで、ショップを用意しました。
集めたコインでシールドを買ったり、画面の上にぶつからなくなるバリアを付けたり。
プレイヤーが少しずつ強くなっていける仕組みです。
足して、引いて、また足して。そのくり返しでした。
効果音は、思いきって省きました。
私自身、ゲームをほとんど無音で遊ぶタイプなんです。
ここに時間をかけるより、次の作品に使おう。そう決めました。
公開してみて
本当は、自分のサイトに載せるつもりでした。
でも容量の都合で、itch.io で公開することにしました。
これが、またひと苦労で。
サイトが全部英語で、どこに何を書けばいいのか、さっぱりわかりません。
日本語表示にすると画面が崩れるしで、思っていた何倍も時間がかかりました。
しかも、自分のPCでは問題なかったのに、公開してみたら「セーブが効いていない」不具合が見つかって。
スマホからだと、今もうまく動かないことがあります。
このあたりは、これから直していくところです。
うれしかったことも、ありました。
彼氏が、テスターとして本気で遊び込んでくれたんです。
作ってみて、はじめてわかった
始めたときは、「開発の練習くらいになれば」という軽い気持ちでした。
それが、気づいたら自分でもやり込めるゲームになっていました。
作ってみないと、わからないものですね。
完成させてから「ああ、そういうことか」と気づくことが、本当にたくさんありました。
次へ
このゲームで作ったベースは、まだ活かせる気がしています。
同じ土台から、次の作品も育てていけたらいいな、と思っています。