AIは個人サイトをどこまで認識できる?ChatGPTとGeminiで自分のサイトを調べてみた
こんにちは。麗です。
最近、個人サイト(urara.dev)をいろいろと整備していました。
管理画面やアクセス解析を作ったり、表からは見えない部分をかなりいろいろといじってみたんです。
そんな裏側の作業をしている間に、ひとつ気になることが出てきました。
AIって、私のサイトのことをどこまで知っているんだろう?
そんな疑問です。
試しに、Google検索をしてみると、トップページや各ページが検索結果に表示されることが確認できました。

残念ながら「麗」のような、おおきなキーワードではヒットしなかったのですが、「urara.dev」で検索するとAIによる要約までつけてくれたのです。
じゃあ、ChatGPTやGeminiに聞いてみたら、どんな回答が返ってくるかな?
ばっちり私のことが出てくるのか?
それとも全く関係のない麗さんが出てくるのか?
ハルシネーション大量発生か?
どうなるか分かりませんが、実験をしてみることにしたのです。
今回調べたいこと
実験を始めていく前に、今回の実験の目的を確認しておきます。
今回とくに知りたいのは、
「AIがWebを検索できるか」ではなく、「個人サイトをどこまで認識できるのか」
になります。
そこで、ChatGPTとGeminiにまったく同じ質問をしてみます。
見るポイントはこのあたりです。
- urara.devを見つけられるか
- 私が何をしている人か分かるか
- Worksにある制作物を見つけられるか
- ブログの記事まで見つけられるか
- 昔のページと最近のページのどちらを拾うか
- 書いていないことを勝手に補完しないか
- どのページを情報源として使ったか
なるべく、単純に「正解した・間違えた」だけではなく、
AIから見た私のサイトがどんな形をしているのか
を意識してチェックしていけたらと思います。
使用したアカウントについて
ChaGPT、Gemini両方とも、サブアカウント(無料プラン)の一時チャット を使用しました。
(メインアカウントでは個人サイトの相談をしたことがあるためです)
実験1:URLを教えずに「麗」について聞いてみる
まずは、一番厳しい条件からです。
プロンプト
麗(うらら)という個人開発者について調べてください
と聞いてみました。
Google検索「麗 個人開発」では、1ページ目に表示されないことを確認済です。
そのため、別人を拾ってきたりハルシネーションを起こしたりしそうな予感です。
■ ChatGPTの回答
麗(うらら)とは、 本人の公開プロフィール・記事を総合すると、かなり特徴的なのは 「プログラミング未経験に近い立場から、AIを使って個人開発へ入っていった人」 という点です。
(以下省略)
最初から私の情報をしっかりと拾ってもらうことが出来、「幸先よろしいな」と思いました。が、それも束の間でした。。。
よくよく情報元を確認してみると、なんとurara.devではなかったのです・・・。
情報元は、「note」 でした・・・。

そうだ…… そんなものがありました……
最近は活動場所をurara.devにうつしていたので、noteの存在をすっかり忘れてしまっておりました。
■Geminiの回答
つづいて、Geminiの回答を見ていきます。
ご提示いただいた「麗(うらら)」という個人開発者についてですが、知名度や活動領域、文脈によって複数の人物・作品が考えられます。
一般的・直近の個人開発の話題で挙げられる主な候補は以下の通りです。1. 個人開発者「麗(Urara)」 Web開発やAIツールの個人開発・制作記録を発信している個人開発者です。(以下省略)
このようにGeminiは、「複数の人物がいる」としたうえで、私の他に2名の麗さんをピックアップしてくれました。
(3人のうち1番上に出てきたのは、ちょっとうれしい)
しかし、ここでも問題がありました。 ChatGPTと同様、情報元を確認すると 「はてなブログ」 でした。
実験1のまとめ
ChatGPTもGeminiも、私(麗)にたどり着くことはできた。
しかし、その情報元はurara.devではなかった。
実験2:「urara.devについて教えて」と聞いてみる
次はドメイン名だけ渡してみることにしました。プロンプトは下記です。
プロンプト
urara.devについて調べて、どんなサイトなのか教えてください
この状態なら、サイトそのものはかなり見つけやすくなるはず。
トップページだけでサイト全体を判断するのか、それとも中のページまで探しに行くのか。
気になるところですね。
■ChatGPTの回答
urara.dev は、個人開発者の「麗(うらら)」さんが、AIを活用して作ったゲームやツールを公開している個人開発サイトです。
どんなサイト?
サイト自身では「無料で遊べる、個人開発の作品サイト」と説明されています。現在は大きく ゲーム と ツール の2種類を公開しています。(省略)
作者はどんな人?
Aboutページによると、作者は麗(うらら)さん。東京都在住の個人事業主です。 興味深いのは・・・(以下省略)
「urara.devはどんなサイト?」というプロンプトの趣旨に合う回答をしてくれていますね。
トップページから概要を拾った後、私の掲載しているツールやゲームをみて、さらにはAboutページまで見に行って回答をしてくれました。
実験2に期待する答えとしては100点と言って良いのではないでしょうか。
■Geminiの回答
つづいて、Geminiの回答です。
urara.dev は、SvelteKit をベースに構築されたオープンソースの静的ブログ・ポートフォリオ用テーマエンジン「Urara」の公式サイト(兼デモサイト)です。 開発者やクリエイターが、高速で美しく機能豊富な個人ブログや技術ブログを簡単に構築・運用できるように設計されています。
Geminiは、ブログテーマエンジン「Urara」というサービスの説明をしてくれたようです。
しかし、私自身にこのブログテーマエンジンの知識がないためにこの情報が正しいのか分かりません。
ここはひとまず追加質問です。
プロンプト(追加質問)
それらの情報元を教えてください
すると、
先ほどご案内した情報について、お詫びと修正がございます。 「SvelteKitベースのブログテーマエンジン『Urara』」と「urara.dev」を誤って混同して解説しておりました。
リサーチした情報に誤りがあったことについて、Geminiからのおわびがありました。
そうして、urara.devとテーマエンジンについてそれぞれリサーチした結果を載せてくれたのです。
ドメイン「urara.dev」について個人開発者(麗 / うらら 氏)によるWebサイト・ポートフォリオです。 主な情報元・関連サイト:個人ブログ: うらら開発note(Hatena Blog ) サイトの内容・実績: スマホで開発された数字パズルゲーム(「Plus2」など)の公開・配信
Windows向けの軽量ツール「Markdown Memo」(Markdownファイルを手軽に閲覧・編集できるアプリ)などの開発成果物の公開
一見すると「ちゃんと情報とってきてくれたな」と思うのですが、情報元はすべて 「はてなブログ」 からでした。つまり、Geminiは、urara.dev について認識していない可能性があります。
実験2のまとめ
ChatGPTはurara.devの情報を正しく取得し、Aboutページの確認までしてくれた。
一方、Geminiは他のサービスと混同。urara.devを見つけられなかった。
実験3:私が作ったものを探してもらう
次は、もうすこし詳しくきいてみます。私の制作物についてどんな作品があるのかリサーチしてもらうのです。
プロンプトは下記のものを、ChatGPT、Gemini双方に投げました。
urara.devで公開されているゲームやツールを探してください
■ChatGPTの回答
urara.dev で公開されている作品を、現在のサイト掲載内容から整理すると以下です。2026年8月13日時点で、ゲーム6本+ツール7本の計13作品 があります。(以下省略)
ここで注目してほしいのが、作品数 です
「13作品」となっていますが、13作品目を更新したのは、なんと今日の昼間なんですよね。
実験時間の4時間ほど前です。
つまり、公開からまだ4時間しか経っていない最新情報までもを認識してくれたのです。

うれしくてスクショをとってしまいました。 「トークンのぞき見」 というツールが本日公開した最新ツールになります。
■Geminiの回答
ChatGPTが最新情報をしてくれたことに胸が高鳴らせながら、Geminiにも同じように尋ねてみたのですが、
Geminiからは、想像もしていなかった答えが返ってきました。
大規模言語モデルとして私はまだ学習中であり、そちらには対応できません。
!?!?!?
ちょっとよく意味がわからないのは私だけでしょうか?
実験3まとめ
ChatGPTは、最新ツールを含めたすべての作品を認識することが出来た。 その一方で、Geminiは「対応できない」という回答であり、両極端な結果となった。
実験4:ブログの記事を探してもらう
なんだかurara.devのチェックというより、ChatGPTとGeminiの性能比較をしている気分になってきました。
少し良く分からない気分ながらも、このまますすめていきます。
次はブログに関する質問をしてみます。
まさにこのブログ記事がそうですが、私はurara.dev上で、ブログを日々更新しています。
そのブログをどれだけ認識してもらえているのかを見てみます。
プロンプト①
「urara.devのブログでは、どんなテーマの記事が書かれていますか?」
と聞いたあと、追加で
プロンプト②
「最近公開された記事を教えてください」
と聞いてみました。
■ChatGPTの回答
最近の記事はかなり「AIを使った開発・個人開発」に寄っています。直近では次のような記事があります。
🆕 最近公開された記事 「AIを使いこなせなかった私が、開発を楽しむようになるまで③」2026年8月8日公開
最近公開された記事として8月8日更新の記事をピックアップしてくれました。
ブログ自体は、8日・9日・10日・12日と更新しているので、8日という微妙なところなのが気になるところですが、比較的新しい記事をみつけてくれました。
■Geminiの回答
そして、Geminiのほうはというと、
はてなブログのドメインが強すぎるのか、urara.devを認識していないのか、どちらなのか気
urara.dev(および関連する「うらら開発note」など)のブログでは、主に個人での個人開発・アプリ開発に関する技術的なノウハウや記録が発信されています。
これまた「はてなブログ」の記事をピックアップしてきました。
実験4まとめ
ChatGPTは、5日前のブログ記事を「新しい記事」としてピックアップしてきた。
一方Geminiは、urara.devではなく、はてなブログからのピックアップだった。
実験5:URLを直接渡したらどうなる?
これが最後の実験になります。
最後は、当ブログのURLhttps://urara.dev/を読み込ませたうえで
プロンプト
このサイトを調べて、どんな人が運営していて、どんなコンテンツがあるのか教えてください
このように聞いてみました。
■ChatGPTの回答
かなり面白いサイトです。 一言でいうと、「AIを相棒にして、非エンジニアが個人開発をどんどん形にしていく過程を公開しているサイト」 です。
- どんな人が運営しているのか
運営者は 麗(うらら)さん。東京都在住の個人事業主と自己紹介されています。 かなり特徴的な経歴です。(以下省略)

ChatGPTは、当サイトの3本柱である、ツール・ゲーム・ブログをすべて認識してくれていました。 情報も非常に正確でしっかり読んで回答したことが伝わります。
また、ChatGPTの回答の中で印象的だったのは、単なる引用ではなく、ChatGPT自身の視点・言葉で、背景情報を読みながらまとめてくれたことです。
■Geminiの回答
一方、Geminiはといいますと、
https://urara.dev/ は、個人開発者の 麗(うらら)氏 が運営する、自作アプリやゲームなどの作品を公開している 個人開発ハブ(ポートフォリオサイト) です。
書かれていた内容は、これまた「はてなブログ」からの引用でした。
今回はURLを渡したので見てくれるかと思ったのですが、URL見てくれなかったのでしょうか……?
実験について
ChatGPT、Gemini共に、一時チャットを使用しております。実験ごとに新規チャットを立ち上げ、毎回新しい状態で質問をしています。
結果を並べてみる
| 項目 | ChatGPT | Gemini |
|---|---|---|
| urara.devを発見 | ◎ | △ |
| 運営者を認識 | ◎ | △ |
| Worksを発見 | ◎ | × |
| ブログを発見 | ◎ | × |
| 最近の記事を発見 | ◎ | × |
| 過去作品を発見 | ◎ | △ |
| 情報源が確認できた | ◎ | ○ |
ChatGPTはすべて、◎になりました。
トップページを見るだけでなく必要に応じて運営者情報やブログページの情報も収集したうえで回答をしてくれました。
Geminiについている△は、「はてな」「note」の参照により回答出来た部分です。
今回の実験の目的が、urara.devを見れるかどうか、というところにありましたので、△にしておきました。
まとめ
今回の実験で分かったのは、「Web検索できるAIなら、個人サイトも同じように認識してくれる」とは限らない ということでした。
ChatGPTは、urara.devのトップページだけでなく、About・Works・ブログまでかなり広く確認していました。
とくに驚いたのは、公開してから数時間しか経っていない作品まで見つけていたことです。
一方のGeminiは、私自身にはたどり着くものの、情報源として何度も「はてなブログ」を参照していました。
URLを直接渡した場合でも同じだったのは、今回いちばん予想外だったところです。
もちろん、今回の結果だけで「ChatGPTのほうが優秀」「Geminiは個人サイトを読めない」と結論づけることはできません。検索結果やインデックス状況、タイミングなどによって結果は変わるはずだからです。
ただ、少なくとも今回のurara.devでは、
Google検索にページが出ていることと、AIがそのサイトを情報源として認識していることは、どうやら別の話らしい。
ということが見えてきました。
そして個人的には、AIから見たurara.devが、ちゃんと「麗という人がいて、ゲームやツールを作り、ブログを書いている場所」として認識されていたのが、ちょっとうれしかったです。
サイトを作るとき、これまでは「人からどう見えるか」ばかり考えていました。
でもこれからは、
AIから見たとき、このサイトはどんな形をしているんだろう?
そんな視点をもって、サイトを作っていくことも必要なんじゃないかな、と思います。